「土地改良区」は、ダム・頭首工・用排水路等の土地改良施設の管理や、農地整備等の土地改良事業を行う事を目的として、土地改良法に基づき設立された農業者の団体です。
これらの施設は、農業生産向上の他、洪水や土砂崩れから地域を守ったり、自然環境や美しい農村風景を守る効果もあります。(→農業水利施設の多面的機能)
土地改良区は、農地や農業用水などの豊かな地域資源を次世代に引き継ぐ役割を担っています。
本土地改良区は、昭和44年9月18日(指令耕1,069号)に設立されました。
国営・県営事業で造成された膨大な施設を国・県より管理委託あるいは譲与を受け、維持管理団体を組織し、「用水管理システム」を主軸として維持管理を行っています。
供用開始から経年による老朽化や、制御システム機器の製造中止により交換部品の調達が困難になり、「国営造成施設整備事業」等の補助事業を活用して改修を行っています。
農業情勢が厳しさを増す中で、経費削減による農家負担の軽減や施設維持管理の一元化による組織体制の強化を図るため、重複・重畳する土地改良区の吸収合併を行ってきました。
本土地改良区は当初、国営・県営事業で造成された幹線・支線用排水路を管理する「水」の土地改良区でしたが、ほ場整備事業を行ってきた「土」の土地改良区を吸収合併した事により、「総合土地改良区」として基幹から末端までの用排水施設の維持管理や、ほ場整備事業等による農地整備を一体的に行っています。
(大曲市四ツ屋第一、大曲市四ツ屋用水、大曲市花館、大曲市四ツ屋、仙北郡高梨)
(秋田県七滝、秋田県仙北南部、秋田県仙北平野東部、大仙市横堀、大仙市中仙南、仙北平野豊川、大仙市清水北部、大仙市鶯野、仙北郡六郷町)
本地域は、仙北平野のほぼ中央に位置し、大仙市、仙北市、美郷町の2市1町にまたがる秋田県を代表する穀倉地帯で、東は国営田沢疏水開拓地、南は雄物川及び出川、西は玉川に囲まれた地域です。
受益面積 | 9,578 ha (令和6年4月1日現在) |
組合員数 | 4,704 名 (令和6年4月1日現在) |