「21世紀土地改良区創造運動」は、土地改良区が果たしてきた役割・機能を改めて見直すとともに、多面的機能の確保など国民が期待する新たな役割に対し、どのように土地改良区が取り組んで行くか、地域の人たちとみんなで考えることを提案する運動です。
活動を展開するにあたっての当土地改良区の基本理念は、
1.地域資源を次世代に引き継いでいく地域づくりを目指すこと
2.水土里ネットが担っている役割について多くの方々に幅広く理解してもらうこと
3.地域資源を守り、継承していく人材を育成していくこと
この3つを掲げ、継続できる運動にすることを念頭に置いて色々な活動に取り組んでいます。
これらの取り組みが評価され、平成29年度には「水の守人(もりびと)マイスター」の副題で21創造運動大賞を受賞しました。
農業水利施設や土地改良区の役割を多くの方々に知って頂くために、児童、自治会等の一般団体、JICA(国際協力機構)農業研修プログラムによる視察団など、幅広く研修の受け入れを行っています。
(→ 視察研修の申請についてはこちらをご覧ください)
教育機関からの要望で出前授業を行っています。写真は平成20年度から取り組んでいる「水土里ネット森林学習会」の様子で、地域を流れる水の水源地と、森林の多面的機能を学ぶ事を目的にしており、クイズを取り入れるなどの工夫をしながら継続して実施しています。
自然との絆を醸成し、地域の恵まれた自然環境を認識してもらうことを目的に、小学生が中心となって地域の水源地の水質調査とそこに生息する生き物の調査を行っています。
秋田県立農業科学館の第一展示室「農業と水利」コーナーに、農業水利施設のはたらきを紹介する模型を展示しています。
この模型は当土地改良区と田沢疏水土地改良区が共同制作したもので、仙北市、大仙市、美郷町をまたがる仙北平野をイメージしており、両土地改良区合わせて毎秒約40トンの水が約1万5千haの農地を潤すまでの流れを凝縮して表現しています。
(→ 模型の動画はこちら)